今月のキーポイント
コロナ感染防止補助金
診療報酬等の特例は延長せず、上限を設けて12月までの実費を補助
診療報酬・介護報酬の感染防止策に関するコロナ特例が9月末で終了し、10月からは「かかり増し経費」を補てんする補助金の支給に移行した。介護事業所・施設については、未定だったサービス種別の上限額が10月末に明らかになっている。・・・もっと見る
22年度改定議論・外来
かかりつけ医機能は細部よりも「患者のメリット」などの大きな議論を
中医協・総会は次期改定に向け、「かかりつけ医機能」の議論を進めている。厚生労働省は「地域包括診療料・加算」の評価のあり方などを論点に挙げたが、支払側委員は既存の枠組みにはない患者へのインセンティブなどの議論を求めた。・・・もっと見る
22年度改定議論・入院ネット ビンゴ
手術件数等に着目した指標設定、救急ネット ビンゴ管理加算は基準定量化を検討か
中医協の「入院ネット ビンゴ等の調査・評価分科会」が2022年度診療報酬改定に向けた検討結果をまとめ、中医協・総会に報告した。治療実績に応じた新たな急性期指標や、看護必要度の一部評価項目の妥当性などが、今後の議論のポイントになる。・・・もっと見る
介護ネット ビンゴ院の開設状況
全国で600施設に達するも、経過措置ネット ビンゴ療養からの転換は進まず
2018年4月に創設された介護ネット ビンゴ院の施設数が約3年半で600施設を超えた。宮城県で開設が確認され、未開設の都道府県が解消された20年6月末からの1年間に、全国で86施設増加し、療養床数も4,437床増えている。・・・もっと見る
医師の働き方改革
時短の努力や継続性、優れた取り組みの公平・公正な評価・公開へ
2024年4月から勤務医の時間外労働に上限規制が適用される。ネット ビンゴ機関による「医師労働時間短縮計画」作成などの取り組みについて、厚生労働省は当初の「5段階評価」から「定性評価」による結果公表に方針を転換した。・・・もっと見る
22年度改定議論・入院ネット ビンゴ
コロナ禍と地域ネット ビンゴ構想の実現、現場負担のバランス調整が焦点に
コロナ禍では現場に大きな影響を与える改定は避けるべき、コロナ禍でもやるべきことはやるのが重要―。次期改定に向けた入院ネット ビンゴの専門的な議論は9月に中間とりまとめが行われたが、改定の「位置付け」を巡り診療側と支払側の意見は対立している。・・・もっと見る
介護保険制度とBCP
給付と負担の適正化、感染症や災害対応でも「持続可能性」がキーワード
介護保険制度が創設されて21年目を迎えている。20年の節目だった2020年は、新興感染症という制度にとっても大きなリスクが顕在化した。高齢化がますます進むなかで、あらためて「持続可能性」という課題を突き付けられている。・・・もっと見る
2022年度改定議論・慢性期入院ネット ビンゴ
経過措置療養病棟はリハビリで単価上昇 障害者病棟と療養病棟の脳卒中患者像は類似
2022年度診療報酬改定に向けて進められている入院ネット ビンゴの専門的な議論では、経過措置療養病棟でのネット ビンゴ提供内容や障害者病棟での入院患者の状態などに課題のあることが厚生労働省のデータで明らかになっている。・・・もっと見る
2022年度改定議論・チームネット ビンゴ
「専従・専任」は入退院支援、認知症ケアで障壁も 障害者・回リハ病棟のNSTに効果
「入退院支援加算」や「認知症ケア加算」では人員配置要件が届出のネックに―。2022年度診療報酬改定に向けた議論では、より質の高い入院ネット ビンゴの推進に欠かせない多職種連携の確保に向けた課題が明らかになっている。・・・もっと見る
骨太の方針2021を閣議決定
社会保障関係費は「自然増」分に収める方向に
骨太の方針は、政権の重要課題や翌年度予算編成の方向性を示すものとして、経済財政諮問会議で毎年6月ごろに策定される。「骨太方針21」は、▽第1章:新型コロナウイルス感染症の克服とポストコロナの経済社会のビジョン、▽第2章:次なる時代をリードする新たな成長の源泉~4つの原動力と基盤づくり~、▽第3章:感染症で顕在化した課題等を克服する経済・財政一体改革、▽第4章:当面の経済財政運営と22年度予算編成に向けた考え方―の4章建てだ。・・・もっと見る